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Internet Direct Access
AppleScript Runner 1.6にはインターネット上のAppleScriptのファイルのURLを指定するだけでそのスクリプトを実行するダイレクトアクセス機能が実装されました。インターネットとAppleScriptをより密接に連携させることができるようになりました。
ファイルヘルパーの登録
AppleScript Runnerをファイルヘルパーに登録します。IEの場合は初期設定ダイアログのファイルヘルパーにおいて以下のような設定を追加します。
この設定は「.dbn」「.as」「.scpt」の拡張子に対して有効です。こうすることにより,ブラウザ上でこれらの拡張子に対するリンクをクリックした場合にはそのURLがAppleScript RunnerにAppleEventで転送され,AppleScript Runnerがそのファイルをダウンロードして実行します。「ダウンロード後に処理」という設定を行ってもほぼ同じ動作をしますが,中間ファイルが残ってしまいます。
Mac OS X版のInternet Explorerではファイルヘルパーの制限を行っても,この機能を利用できません。IEのバグなのか,セキュリティを考慮しての制限なのかは不明です。
アクセス警告
この機能はインターネット上のAppleScriptがそのまま実行されるためにセキュリティ上の問題となる場合があります。そのため,実行前には実行を確認する警告ダイアログが表示されます。
警告ダイアログはIPアドレスがローカルであるイントラネットサーバ上のAppleScriptを実行される場合には表示されません。ただし,MacOS 8.1以前の場合にはイントラネット上のAppleScriptであっても必ず警告が表示されます(IPアドレスの十分な解析が行えないためです)。
ファイルフォーマット
ダイレクトアクセス機能は次のファイルフォーマットに対応しています。
- DataCompObj
- DataCompObjフォーマットによってデータフォークに記録されたコンパイル済みスクリプト(スクリプトオブジェクト)です。AppleScript Runnerの標準フォーマットです。
- データフォーク形式スクリプトオブジェクト
- Mac OS 9.1とともに出荷されたAppleScript 1.5以降でサポートされた,データフォークに保存されたコンパイル済みスクリプト(スクリプトオブジェクト)です。Mac OS X以降の標準フォーマットです。
- AppleScriptテキスト
- AppleScriptの内容をテキストで保存した未コンパイルのスクリプトです。正しくコンパイルされるかどうかはOSの環境に依存するため利用は推奨されません。
サーバ側の設定
ブラウザがURLをAppleScript Runnerに渡すためには,Webサーバが適切なMIMEタイプを返す必要があるかもしれません。サーバ側にもAppleScript RunnerをインストールしてCGI機能からAppleScriptを送出するようにするといいかもしれません。
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