Macintosh Lab.

DecorChanger

デスクトップに表示されている画像とその設定値（タイル，ズームなど）をあわせて一つのファイルに保存するツールです。複数の画像の切り替えが簡単に行えるようになります。

画像ごとに異なる設定を利用したい！

デスクトップに画像を表示する際に，ある画像は拡大表示，別の画像はタイル表示など，表示する画像ごとに設定値を切り替えたくなりました。そこで作成したのがこのDecorChangerです。ダブルクリックで起動すると現在のデスクトップの画像の設定を，表示中の画像ごと書類に書き出します。書き出した設定書類をダブルクリックするだけでもとの状態に復元されます。
DecorChangerの作成する書類には表示のパラメータの他に，画像データそのものも記録されているため，その書類を他のMacintosh上で開くだけで簡単に同じデスクトップを再現することができます。
Mac OS Xにおいては困難と考えられていた、再起動なしのリアルタイムの表示モードの切り替えにも実現しました。

ドラッグ＆ドロップ対応

DecorChanger本体にドラッグ＆ドロップされた画像をただちにデスクトップピクチャとして表示する機能を付けました。タイル表示，ズームなどの設定を簡単に切り替えることができます。
PICT，JPEG，GIFなどのフォーマットの画像を利用することができます。

ファイル保護

作成する設定ファイルにパスワード保護やコピー防止保護をかけることができます。コピー防止保護では，同一のMacintosh上では開いたりMOなどのメディアにバックアップコピーを作成することができますが，そのファイルを他のMacintoshで開くことができないというものです。

System7の制限

漢字Talk7.5 ～ MacOS 7.6.1の場合に画像表示に使用するエンジンであるDecorはJPEG画像データの展開にQuickTimeを使用しますが，QuickTime 3.0はJPEG6（プログレッシブJPEG）を展開することができませんので，DecorおよびDecorChangerもその画像を表示することができません。Adobe PhotoShop 4.0以降およびAdobe ImageReadyを用いて保存した画像ファイルなどがこれに該当します。そのような画像は，PixelCatなどのツールを使用して画像をPICTなどの形式で保存し直してからDecorChangerをご使用下さい。

MacOS8の制限

MacOS8以降のデスクトップピクチャは，Decorに比べると設定項目が大幅に少なくなっており，Decorで実現されていた背景色の設定や画面からはみ出した部分の切り捨て，ズーム＆タイルなどの表示モードが使えなくなっています。これらの設定内容を持つDecorChanger用の書類を開いた場合，完全には再現されないことがあります。
表示する画像の大きさによってはAppleの推奨する表示モードしか利用できない場合があります。

メモリ割り当てについて

このソフトウエアでは，取り扱う画像ファイルのファイルサイズのおよそ5倍程度のメモリ割り当てを必要とします。できる限り多くのメモリをDecorChangerに割り当てることをおすすめします。DecorChangerは，作業が終了すると直ちに終了してメモリを解放します。
ただし，Mac OS Xにおいてはメモリがシステムによって動的に管理されるため，この制限はありません。

他言語対応について

このソフトウエアでは，MacOSの環境が日本語なら画面表示を日本語に，それ以外ならば英語に切り替えるシステムを採用しています。ただし，一部のわかりやすい機能に関しては英語のみの表示しか行われない場合があります。また，MacOSのシステムの環境の判定に失敗した場合やMac OS Xにおいても画面表示が英語となります。ご了承下さい。

Mac OS Xにおける制限

動作確認は Mac OS X 10.1.5において行っています。Mac OS 10.0.xでは動作しません。Mac OS X 10.1.1以前および Mac OS X 10.2以降において正しく動作しない場合があります。
Mac OS X 10.2において実装された、デスクトップピクチャの自動切り替えには現時点では対応していません。

注意

DecorChangerで作成した設定書類の中には，画像データそのものも書き込まれています。このファイルを他のMacintoshに持っていき利用することが可能ですが，この操作は画像の複製に当たるため，画像の著作権に十分に配慮して下さい。
DecorChanger，DTPChanger，AM Player，DecoTop・DecoChgはアプリケーションのクリエータが同じなので，同一のMacintoshに同時にダウンロードすると誤作動の原因となりますのでご注意下さい。DecorChangerのクリエータタイプはAppleに正式に登録されています。
なお，当方はこのソフトウエアの利用により生じたいかなる結果についても責任を負いかねます。

動作条件

漢字Talk7.5 ～ MacOS 7.6.1の場合

機能拡張 Decor 3.02 以上（日本語版）
共有ライブラリ DataCompObj
共有ライブラリ DecorMasterObj 2.5以上

MacOS 8/8.1の場合

デスクトップピクチャコントロールパネル（標準装備）
共有ライブラリ DataCompObj
共有ライブラリ DecorMasterObject 3.6以上

MacOS 8.5 ～ Mac OS 9.2の場合

アピアランスマネージャ環境（標準装備）
共有ライブラリ DataCompObj
共有ライブラリ DecorMasterObject 3.6以上

Mac OS Xの場合

Mac OS X 10.1以降。
デスクトップピクチャ環境（標準装備）
共有ライブラリ DataCompObj.dbn
共有ライブラリ DecorMasterObj.dbn 4.1以上
共有ライブラリ Mac OS X Support Plug-in 5.0以上

共有ライブラリは付属するネットワークインストーラからインストールすることができます。
共有ライブラリはスクリプト本体と同じフォルダに入れることができます。